初めての50メガヘルツで、外国との交信 |
昭和33年になつてから 私は50メガヘルツで交信したくなり |
アンテナ は2エレメントの自分で作つた八木型でした。 |
真空菅の無線機器 を使用したことの無い世代の方のために |
チャンス がきました
夏のある昼のことでした。、 私は 50.1メガヘルツで、
CQ DX CQ DX CQ DX と送信機のマイクロホン にむかつて、
やりました。 ***現在は50.1メガヘルツは非常通信周波数です***
応答 がありました。
自分の声が太平洋を越えて外国の空に飛ぶ なんと
感動的なことではないか*****
ブイ カイ ホー ザット アイ カイ
局 でした。 ***始めての 外国のアマチュア局との交信なのに***
相手の コールサインが はつきり判らない のでした。
オーストラリアは VK と決められて いましたので、
カイ は K と判断しました
ザット は Z アイは I かな と思いましたが
この人は、
A を アイ と 発音している のに気がつきました。
VK4ZIK と 思いましたが 。 結局
VK4ZAK さんが私の初めての 外国
との 交信局になりました。
現在は 情報の時代ですから こんな Aをアイと
発音する人がいる ことはアマチュア無線の世界では
誰でも 知つている 事ですが 何しろ 50数年前の話でしたから
外国と交信中に突然私の妻が笑い出しました。
外国との交信も回を重ねると,私の下手な英語も 一言余計に話したい
と思うようになりました。50メガでオーストラリアの局と交信中 のことでした
相手が貴方の英語は良く判ると煽てくれた、のでつい一言多く*****
遂に言葉に 詰まりましたので ****オラア英語わかんねえや。
と私はつぶやき 送信機のスイチを ぽんと切りました。
すると 相手局からの声が聞こえました
ダイー ジョーブ ダイージョオブー***
そばで これを聞いていた妻がアハハ− アハハー
の 大笑いでした。
彼は日本語を知つていたのですが 我慢して
聞いていてくれたのでした。
それからは 連日 50メガヘルツを受信する日が続きました。
それからしばらく過ぎて 夏の或る日 カナダのVE7AQQ局のCQを受信
したので さつ速 コールしたら 応答がありました
ブイ イー セブン エイボー クオべック クオべック と彼は言いました
私の コールサイン JA2X までは簡単に判つてもらいましたが、
T が判つてもらつたか 心配だったので Tを テイー ** お茶
の意味これは*** 通じませんでした***私は発音が悪いから
次は Tを トーマス といつたら、 コーマス と帰つてきた*これも
心配 仕方が無いので Tを トーキョー*** 東京のこと
これも駄目 カナダでは、 東京は 無名の都市 かな****
その間 にコンデイション が 悪くなり 駄目になりました。
JA2XTの 駆け出しの DX 交信 お粗末記 でした。
HPE CU AGN GL ES DX TO YOU 73
ホープ シーユー アゲイン グッド ラック アンド、
デイ゙ーエックス ツー ユー
DX の意味は 外国等の 遠距離通信
73 の意味はあなたの ご多幸をお祈りします。